

図17 伸展姿勢の年齢による差。
10歳頃には、上体の柔軟な“ぜんまい型”があらわれる(上段)。 中高年期には、上体のかたさは膝・足関節の屈曲で補償される(下段)。 きる伸展・屈曲度は高い。とくに屈曲は“ジャックナイフ型”を示す。しかし、この期の柔軟性は、抗重力的機能の未熟さが大きく関与している。生活適応からみると、大人による運搬には、この種の柔軟さが適しているともいえる。 幼・少年期-伸展度が高く、とくに体幹上部の柔軟度の高い“ぜんまい型”の伸展姿勢がみられる。体幹上部の脊柱伸展筋群と脊柱の柔軟さ、さらに体幹前面の柔軟さが相乗している。しかし個人差は大きい。 思春期-『角E』の屈曲度が減少し、『角C』とくに『角D」が増加する。『単一角度法f−I』でも、屈曲度の低下がみられる。長育とくに下肢の急激な成長による一過性のプロポーションの変化の影響が考えられる。 青年期−伸展・屈曲度ともに大きく、『角E』
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